【bitFlyer VISAプリペイドカード】ビットコイン対応のプリペイドカードを解説
近年、仮想通貨「ビットコイン」のニュースが多くなっていますが、それとともにビットコインで決済できる実店舗が増えてきています(ビックカメラ、丸井、H.I.Sなど)。
そして、とうとうビットコインでチャージできるプリペイドカードが発行されることになり、それがbitFlyer VISAプリペイドカードです。国内で最大手の仮想通貨取引所のBitflyerが提供します。
bitFlyer VISAプリペイドカードとは?
bitFlyer VISAプリペイドカードというのは、ビットフライヤーに預けているビットコインを円建てでプリペイドカードにチャージして買物ができるようにされたものです。
当然、VISAの加盟店ならどこでも利用できます。
なお、カードのカラーはブラックとブルーの2色があります。入会金、年会費は無料ですが、カードの発行に手数料として300円がかかります。
bitFlyer VISAプリペイドカードのチャージ上限額
チャージ上限額は以下になっており、上限額としては若干低めです。
ただ、有効期間に5年という制限があることから(チャージ金額が無効)、少ないくらいが妥当かも知れません。
- 1回当り3万円
- 月間12万円
- 残高上限額10万円
- 有効期限内上限額100万円
bitFlyer VISAプリペイドカードのメリット
bitFlyer VISAプリペイドカードのメリットは主に以下の3つになります。
- ビットコイン価格が上がるとお得
- 銀行への出金の不要による手数料の節約
- ビットコインを実店舗で利用
@ビットコイン価格が上がるとお得
ビットコインをチャージする時点で円建てにされるため、当然両替が行われます。
従って、ビットコインの価格が上がれば上がるほど円換算した時に「儲かる」ことになります。このことは外国為替(円安・円高)と同じ理屈です。
銀行への出金の不要による手数料の節約
仮に、ビットコインがどんなに増えても、通常のお金に換えられないと、現実の買い物やサービスに利用できません。
そうなると、取引所で売って換金し、銀行に出金手続きを行う必要があり、数百円の手数料がかかってしまいます。bitFlyer VISAプリペイドカードを利用すれば、無駄なコストが節約できます。
Bビットコインを実店舗で利用
ビットコインをbitFlyer VISAプリペイドカードにチャージする際は日本円で入金されるため、ネットショッピングや実店舗で使うことができます。
今後、ビットコインを使える店舗が増えたとしても、現実的な汎用性という点では、VisaやMasterCard、JCBといった国際ブランドの比ではありません。
bitFlyer VISAプリペイドカードのデメリット
一方、bitFlyer VISAプリペイドカードのデメリットには以下のことが挙げられます。
- バンドルアプリにおける100円/月の口座維持費
- 脆弱な補償サービス
@バンドルアプリにおける100円/月の口座維持費
bitFlyer VISAプリペイドカードはバンドルアプリを利用して使うサービスになっており、120日間使わないと口座維持費として、残高から毎月100円が徴収されます。
A脆弱な補償サービス
クレジットカードやデビットカードは一般的に不正利用に対する補償が付いていますが、bitFlyer VISAプリペイドカードは第三者の不正利用に対して明確な補償がありません。
また、クレジットカードではありませんのでお金を借りることはできません。
bitFlyer VISAプリペイドカードの利用方法
bitFlyer VISAプリペイドカードを利用するためには以下の手順を踏みます。
@プリペイドカードを利用するにはbitFlyerのアカウントが必要なため、初めにbitFlyerに登録します。bitFlyerのホーム画面からメールアドレスを入力するだけでアカウントが提供されます。
A続けて、ホーム画面からプリペイドカードの申込をします。
Bカードが届いたら、バンドルアプリをダウンロードします。
Cアプリを立ち上げて、登録画面にユーザーIDやパスワード、生年月日、電話番号を入力します。
Dホーム画面から「リアルカード有効化手続き」をタップします。
郵送されたカードの「カード番号」とカード裏面記載の8桁の「アクティベーションコード」を入力します。
E入力内容の確認後、有効化をタップすると、アプリに bitFlyer VISA プリペイドカードが登録されます。
Fチャージをする場合は、bitFlyer VISAプリペイドカード画面からチャージをタップし、入金額を日本円で指定するとチャージができます。
なお、チャージはビットコイン以外にも、コンビニ決済やクレジットカード決済、キャリア決済(NTTドコモ)、ネット銀行、銀行ATM(ペイジー)、ギフトコードなどからも可能になっています。また、残高はアプリで確認できます。
何かと「投資」の色の濃かったビットコインですが、実店舗で利用できるようになれば、利用者の増加が見込まれます。